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私とコンピュータ その2.5



 コンピュータは知らなかったが、高校時代にはテレビゲームというのが出始めた頃 でもあった。ゲームセンターではなく喫茶店のテーブルに組み込まれているもので、 ブロック崩しというのだった。画面はモノクロだが、ブロックの部分に色付きのテー プが貼ってあるのが場末の喫茶店の雰囲気にぴったりだった。喫茶店に入るだけで他 に金銭的余裕の無い私は、自分ではゲームをせず、もっぱら友人がやるのを眺めてい た。ブロックを2画面分消してしまうとあとは何も出てこなくて、ただ黒い画面に白 い光が往復するのだ。暗い店の中でそれを眺めながら珈琲を飲んでいた。実は、同時 に煙草も吸っていたが、内容と関係ないので伏せておくこととする。

 高校時代も後半になると、インベーダーゲームというのが出てきた。これも喫茶店 で、当初は1軒しか見かけなくてその店に通った。このゲームに関しては、結構やっ た記憶がある。やはりモノクロであったが、すぐにカラーのも出始めた。何発目にU FOを撃つと300点が出るなどという情報が乱れ飛び、よく試したものである。考 えてみれば、ろくに金も持っていなかったはずなのに、喫茶店などにしょっちゅう出 入りしていたのは不思議である。高校を卒業してからは、アーケードゲームというの がどんどん出てきた。ゲームセンターもよく見かけるようになった。私はインベーダー ゲームに近いようなシューティングゲームを少しやったが、バイクやスキー等で手一 杯だったためか、ゲームセンターまではあまり手が回らなかった。


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