精神的まちづくり
〜環境と市町村合併〜
我々のまちづくりはひとづくりであり、ソフトウェアの部分であるという考え方で、合併に関しては、合併することを前提にした、人的まちづくりを行うということでよいのではないか。
勉強会では非常に具体的に、新幹線が来たときの街、合併運動の進捗状況などが取り上げられ、興味深いものであった。また、講師を囲む会に於いても活発な質疑応答・意見交換がなされていた。今後、八戸に隣接する町村が合併に向かうことは間違いなく、我々としてもこれを前提としたまちづくりを推進していくべきであることは明らかである。しかし、合併そのものにどう関わるべきかは若干不透明であり、今後の検討に期待したい。
我々としては、合併に関する報告書はまとめるとしても、実際の活動にはあまり影響がないのではないかと予測している。本年我々が考えていたまちづくりは、地元の文化に着目しようという、あくまでひとづくりであり、ソフトウェア的なものである。行政区分の変化は当然受け入れていかなければならないが、逆にいえばそれによって失われてしまう可能性のある村や町の文化や、住む人のアイデンティティーなどを守ることこそが、我々に与えられた課題であると思われる。合併のデメリットの一つに、周辺地域の特異性が失われてしまうというようなことがあげられているようだが、そういった場所に着目しその場所に根ざした活動をすることにより、合併後に中心部ばかりが活性化することを避け、周辺地域に住む人々の文化的アイデンティティーを確立することが必要と思われる。
今後、環境問題をベースにしてまちづくりを考えていくとき、合併することによるメリット・デメリットをよく検討し、遠い将来まで見据えた地域づくりをしていかなければならないだろう。合併は現在、国からのトップダウンによって進んでいるが、本当に地域住民が求めているものは何か、求めるべきものは何かを考えなければ、無闇に経済の発展やシビルミニマムの整備を追い求めても、いずれ破綻することは間違いない。我々のなすべきことは永続的なまちづくりであり、そのためにもより慎重に、そして大胆に意識改革を進めていくべきではないだろうか。
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