精神的まちづくり

〜環境とエネルギー〜



 エネルギー問題は、我々の今後の活動に関して直接的に関わってくる問題である。全ての生産活動が、エネルギーを消費する形で行われている。しかし、現在使われているエネルギーは有限の物であり、いつかは枯渇するものである。よって我々が永続的なまちづくりを目指すのだとすれば、この有限のエネルギーを守っていく活動が絶対に必要になってくる。

 現在、我々はエネルギーの大部分を化石燃料を燃焼させることによって得ている。その他に代替エネルギーが各種考え出されてはいるが、添付資料によれば殆どの代替エネルギーには期待することが出来ない。永続的に使用可能と思われるものは、水力発電など、自然の力をそのまま利用したものだけのようである。

 原子力や核融合に期待する向きもあるようだが、はっきり言えば原子力が推進されているのは、今まであまりにも大きな投資をしてきたがために中止することが出来ないというだけのことなのである。原子力は、化石燃料に依存した多大のエネルギーを投入して施設を作り、多大なエネルギーを投入してウラン燃料を濃縮し、多大なエネルギーを投入して核廃棄物を保存しているので、結局のところ化石燃料を直接燃やして発電する場合と大して違わないのである。

 ソーラーバッテリーも同じようなもので、作成する時にかかるエネルギーの元を取るためには、かなりの年月がかかるのである。この点が解決すれば、一部では利用可能だろうが、化石燃料の代替エネルギーとしては期待薄なのである。

 将来的に科学力によってどうにかなるだろうと楽観視する向きもあるが、歴史的に見て科学が成し遂げてきたことは、エネルギーの消費を拡大しながら便利さを追求するということなのだ。省エネルギーを科学力に期待するのは、そういう点から見ても不可能と考えねばならない。

 結果として我々のなすべきことは、化石燃料の使用量を極力減らすことしかない。我々のエネルギーの使用量が、水力その他の自然の力を利用したエネルギーの発生量以下になったとき、完全に永続可能な‘まち’が完成したことになるだろう。



精神まちトップへ
管理者頁トップへ
"D" HPトップへ